アトピー性皮膚炎(アレルギー)の秋の過ごし方
2022年09月02日
アトピー性皮膚炎はひどくなっていませんか?
この時期には夏の強い日差しと汗の塩分からの刺激で
皮膚の状態が悪くなり、この時期から皮膚炎がひどくなる方があります。
夏は比較的症状が軽くなるという方もありますが、秋口からかゆみがひどくなる方も多いようです。
アトピー性皮膚炎に限らずアレルギー体質の方が秋になって症状悪化を訴えられるケースが増えます。
気温が下がった日に鼻がむずむずしてきた」「蕁麻疹が出だした」「咳が止まりにくくなってきている」など気温が下がる日があるとアレルギー体質の方が不調を訴えるようになってきます。
アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー体質の方は気温など自然環境についていくのが上手ではありません。一度炎症を起こしたところに水や老廃物を溜めやすく、その排泄にも時間がかかります。
そして、夏にクーラーで冷やした身体、内臓、四肢の筋肉を元気な状態に戻すことも上手ではありません。そのために夏が終わる頃には抵抗力が落ちたり、老廃物を溜めていたりしています。
その老廃物や抵抗力の低下した状態が、粘膜や皮膚、関節などに炎症を起こす要因となります。その上、ハウスダストでアレルギーの原因になるダニは夏に繁殖し、9月~11月に死滅し、死骸が皮膚や鼻・のどの粘膜を刺激します。
秋に花をつけるカナムグラやヨモギ、ブタクサもアレルギーの原因となります。
そのように原因物質がいっぱいの自然環境を変えることは難しいですが、身体の状態を良くしていく事はご自分でできますので、是非 体の立て直しをしていって下さい。
夏に摂り過ぎた水分・老廃物の排泄をすること。
・湯船に10分~20分つかって汗で老廃物を出す
(血液循環を良くし、余分に摂り過ぎていた塩分や老廃物も排泄できます)
・冷たい飲み物から、人肌以上の温かな飲み物に変える
(胃腸が冷えると胃での水分の滞留を起こします)
・下半身を温かくしておく。靴下はそろそろ厚めに。
(下半身を温かくした方が腎臓の働きが良くなり排尿量がふえる)
夏に汗で傷めた皮膚を保護する
・湯船にゆっくりつかる
(石鹸やボディーシャンプーは使わず、汗を流した後、湯船で皮膚を休ませる)
・必ず保湿をする
(皮膚を刺激せず、身体に害のない良質の成分を選ぶ)
★ お風呂上りにかゆくなる方は、湯上りに患部に水をかけてから出て下さい。
免疫力を高めておく
・夏に寝不足や食欲不振、日光の刺激などで免疫力が低下しているこの時期。
バランスの良い食事と十分な睡眠で免疫力を立て直しましょう。
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薬剤師 小西裕紀子