アトピー性皮膚炎で気をつけたい食事と生活習慣
2022年10月04日
<食事について>
〇幼児期・発育期
幼児や発育期のお子さんは胃腸・肝臓・腎臓など内臓が発達途中のため、内臓に負担がかからないような、食事や食材・添加物を選ぶことが重要になります。
離乳食の頃は、消化の良いのも、味付けの薄い物をと気をつけていますが、しっかり食べることが出来るようになると、徐々に大人と同じものを食べさせてしまいます。
色々な食材を食べることに慣れていく事は必要ですが、味付けは薄めにして、アクの強いものは控えるようにしていきましょう。
添加物も少ない物を選び、夏場の冷たい物(アイスクリーム・チューペット・氷入りの飲み物など)は一日一度昼間に摂るだけにしましょう。
おやつには甘すぎるもの(特にチョコレートや生クリームの入っているもの)や、油で揚げたものは避けて下さい。
〇成人
アトピー性皮膚炎の人は胃腸の弱い人や良く食べれるが胃腸や肝臓での処理能力の悪い人が多いので、食事の量は必ず腹7分位にして下さい。
痩せて栄養状態が悪い方は腸の環境を整えることで、しっかり消化吸収ができるようになります。胃腸の負担を少なくするように腹7分で温かい物を中心に食べるようにしてください。
揚げ物や焼き肉を減らし、野菜をたくさん摂れるようなメニューを選びましょう。
ケーキやもち米の製品は控えめにして下さいね。
外食が多い人は必ず、煮物やサラダを一品頼みましょう。
夏でも冷蔵庫から出してすぐの冷たい物は少なくしてください。
冬場のアイスクリームはやめましょう!
タンパク質は大切な栄養源ですが、牛肉・牛肉と同じ食材が続かないように工夫してください。
<生活習慣について>
〇幼児・発育期
幼児期・成長期は代謝が激しいので、入浴・洗身は毎日しましょう。
塩分の刺激に弱い子供も多いので汗をたくさんかいた時には日中のシャワーもこまめにしましょう。
石鹸は刺激の少ない物を選び、一日一度使うくらいにして、シャワーの時などはお湯で流すだけにして下さい。
夜は9時~10時には寝るようにし、大人も同じですがスマホやタブレットは寝るⅠ時間前以降は見せないようにしてください。
子どものリズムは大人とは違います。余裕を持って行動し、急がせたり、無理強いしないでストレスを与えないようにすることも、症状を悪化させない工夫です。
〇成人
子どもと同じように入浴・洗身は毎日して、石鹸も刺激の少ない物を少なめに使ってくださいね。できましたら、夜12時までには布団に入り睡眠は6時間以上、できれば7時間とるようにしましょう。
仕事や人間関係、環境の変化、などストレスはたくさんあります。
休みの日には気分転換をして、ストレスが持続しないようにしてください。
スマホやパソコンのブルーライトや電磁波も皮膚や脳に刺激となります。
仕事やおつきあいで必要な方も多いでしょうが、観る時間を減らすように工夫してください。
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薬剤師 小西裕紀子