冷えは万病の元、改善方法を考えましょう
2022年03月22日
いっとき暖かい日もあり気持ちが緩みましたが、ここ数日の冷え込みは厳しいですね。
そろそろ冬物を片付けようとした人もあったと思います。
日中は日差しもあり、暖かですが、昨日今日と雨も降り底冷えするような寒さとなっています。
服装は真冬に戻して、ズボン下や厚手の下着を着て下さいね。
夕方になると気温が急激に下がってきますので、早めに暖房をつけるようにしてください。
寝具は毛布を減らしたという方がありましたが、気温に応じてマメに調節してください。
寝ている間に肩こりになるのもこの時期です。
前回は足つぼのお話をしました。今回は具体的な症状に合わせてのツボや食事のお話をします。
<冷え性>
漢方では冷えには3つのタイプがあります。
①腎や脾の陽気が不足して全身が冷えるタイプ
脾や腎の熱が不足して熱を作り出す働きが低下し全身が冷える
(心身ともに疲れやすい、便がゆるい、尿が多い、など)
②血虚、顔色が悪いタイプ
身体を温める容器を運ぶ血が不足するため、手足が冷える
(手足が冷える、動悸がある、唇の色が薄い、つめが白っぽい、など)
③気の巡りが悪く、血の滞りがあるタイプ
気の停滞に伴って体を温める容器を運ぶ血が停滞するため手足が冷える
(手足が冷える、肌の色が悪い、ゲップが出る、など)
①のタイプは
「関元」をカイロなどで温めて下さい。
おへその裏の「命門」を温めるのもおすすめです。
腎の陽気を補う・・ウナギ・エビなどを食べましょう。
②のタイプは
血を補う作用のある「血海」や脾胃のはたらきを高め、気血の生産を促進する
「足三里」を刺激してください。
血を補うレバー・イカ・ニンジン・キクラゲなどを食べましょう。
③のタイプは
気血の巡りを良くする三陰交、気の巡りを良くする陽陵泉(図の陰陵泉の外側にあるツボ)
を刺激してください。
気血の流れを良くする食材はソバ・ニラ・にんにく・ミカン、など
「松寿仙」は血液の巡りを良くします。「発酵紅参」は気血の巡りを良くします。
貧血が心配な方は「婦人宝」・「棗参宝」を服用ください。
手足の冷え・お腹が冷たい・胃腸が冷えるなどのご相談は、
漢方食養生のコニシ薬局にお任せ下さい。
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大阪府四條畷市米崎町17-38
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薬剤師 小西裕紀子