春から夏にかけての肌トラブル
2022年05月26日
春から夏にかけての肌トラブル
これからの時期は、コロナでの規制も緩和され旅行や行楽へと出かける機会も多くなり、楽しみがたくさんありますよね。しかし、この時期は紫外線や気温の上昇・マスク蒸れなどによる“肌のトラブル“に注意が必要です。落ち着いていた肌の発疹や、ジュクジュクする症状が出やすくなる方もいるのではないでしょうか。
春から夏にかけて、気温はぐんぐん上がります。梅雨の時には湿気も多くなり、肌トラブルが悪化しやすい時期。
春から夏への肌状態の変化
春は寒暖差やアレルギー、紫外線指数のアップなどによって肌が敏感になったり、乾燥しがちで不安定になりやすい季節です。そのため、肌のバリア機能も低下し、ターンオーバーも乱れて、ますます肌はボロボロになっていってしまいます。
そんな春の肌は、夏にかけて皮脂の分泌が増えたり、汗をかきやすくなっていき、初夏に肌トラブルがでやすいのです。
また、5月頃から紫外線指数もピークになり、夏にかけて紫外線による肌ダメージも受けやすくなります。
初夏に注意したい乾燥
春の肌はターンオーバーが正常に行われず、肌が乾燥しがちです。そこへ強い紫外線が当たることで角質層の水分が蒸発しやすく、さらに乾燥が進んでしまいます。
夏にかけて気温も上がり、皮脂の分泌も盛んになっていきますので、汗をかき、水分が足りているようで、実は内側は乾燥している場合が多いです。
気候や環境の変化、身体の不調が肌トラブルの原因に
肌トラブルは、気候や環境の変化、アレルゲンといった外からの要因である「外因」と、身体の不調、アレルギー体質などの体内の要因「内因」、この2つの原因によって現れるものと漢方では考えます。
日光や土壌の中の細菌が肌への刺激になる人もいますし、汗の中の塩分が刺激になり発症するあせものトラブルもあります。
職場や人間関係のストレスから悪化したり、老廃物となる油物や甘い物の摂り過ぎが引き金となる事もあります。
肌トラブルは、表面的にケアをして症状を抑えるだけではなく、食事や環境の改善・老廃物の排泄をする腸や腎臓の働きを助け、身体の中から改善していくことがとても大切です。少し時間はかかりますが、日頃から健康に過ごす対策をして、しっかり体質を改善していきましょう。
コニシ薬局では塗り薬として、オゾナクリーム、ノーマルターン、紫雲膏、フタアミンクリームがあります。
オゾナクリーム…強い抗炎症作用があります。消毒・殺菌作用、修復作用もあり、じくじくしたアトピー肌や難しい皮膚トラブルを改善していきます。
ノーマルターン…細胞の新陳代謝を助け、修復する核酸が入ったクリームです。かゆみを抑え保湿をしていきます。
紫雲膏…漢方の塗り薬です。やけどや傷に使われてきましたが抗菌作用もあり、口中でも安心して濡れるお薬です。痔、できものなどのも使われます。
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薬剤師 小西裕紀子