飛蚊症とは
2018年03月19日
飛蚊症とは、明るい所(白い壁、青空)などを見つめたとき、目の前に黒い点や虫、糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見える症状のことをいいます。
以前は、老化による症状だったのが、ここにきて若年層にも増えてきました。
これは、パソコンやスマートフォン、テレビ画面など目に負担がかかる生活環境の変化によるものが大きく、一度発症した後の進行速度もさらに早くなっています。
症状は、黒い糸のようなものや白い線のようなものが浮遊して、目線を変えても常に浮遊して見えます。
飛蚊症は現在、西洋医学では治療方法は確立されていません。
しかし、実際に飛蚊症をお持ちの方にはわかると思いますが、日によって全く気にならない日と、うっとうしいほど見える日があります。疲れている日には、特に症状がひどく出るようです。養生次第でいい状態を保つ方法はあります。
漢方では目のさまざまな症状は、五臓六腑との密接な関わりがあると考えられています。特に深い関わりがあるのは、血の貯蔵庫である「肝」。「肝は目に開く」ともいわれ、肝で蓄えられた血は”目の栄養源“となっています。目を使うと血は消耗されますが、酷使して血の消耗が激しくなると、目に栄養が行き届かず目の老化を速めてしまいます。
目の使い過ぎで血を消耗したり、病気などで血が必要以上に失われたりすると、肝に蓄えられる血の量が不足した状態になり、目の栄養不足となります。
ストレスが溜まったり、イライラや鬱気分が続いたり。そんな精神トラブルを抱えていると、全身に栄養を運び、老廃物を回収する肝の機能が低下し、気のめぐりが滞ってしまいます。その結果も目の症状が悪化することになります。
慢性病、老化、疲労が続くことも同じようか結果を作ります。
まず、パソコンのモニターやテレビを見ていて疲れたなと感じたら、目を少し休めてください。窓から遠くを見たり、目の血行をよくするツボをマッサージしたりすると効果があります。仕事に追われていたり、テレビに夢中になっていたりするとつい見過ごしてしまいがちですが、意識して目の緊張をやわらげる時間を持ちましょう。
ストレスや疲れを溜めないで、適度に身体を動かしたり、心身ともにリラックスすること。十分な睡眠をとり、身体の回復にも努めることが大切です。
血液を元気で充実させ、肝の疲れを回復させるものを補い、目にいい成分を足していくことが必要ですね。
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薬剤師 小西裕紀子