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気がつかずに起こっているよ、水分不足

『熱中症の予防に水分補給をしましょう』6月に入った頃から盛んに注意喚起されている言葉ですね。

「建物が寒すぎて飲むのを忘れる!」「仕事でバタバタしていて時間がなかった」などなど、理由は様々ですが、水分補給を忘れることはよくあります。

私たちの身体は下の図のように60%が水分です。それが5%減るだけで熱中症の危険があり、10%失うとほかの病気の心配もあります。

 

(厚生労働省ポスター)

 

体調が悪くなると水分を吸収する機能も低下します。水分を吸収し、全身に巡らせる力もつけておきましょう。

水分が減ると詰まりやすくなる?

水分が不足すると起きる病気と聞くと、脱水による起こる熱中症を思い浮かべる方が多いかもしれません。

熱中症の症状は、多量の発汗、めまい、吐き気、頭痛などがあり、それらの症状が出た場合は涼しいところで休み、水分補給をして下さい。

しかし、水分不足が原因で起こる病気は熱中症だけではありません。

夏に増える脳梗塞

血中の水分が減ると血液の粘り気が高くなり、血液が詰まりやすくなるため、脳梗塞・心筋梗塞の危険が出てきます。

松寿仙はその粘り気の原因である

弱った赤血球を元気にして、末梢血管での通りを          

良くする作用があります。そのため夏の脳梗塞予防、

心筋梗塞予防にも服用をお薦めしています。

腎臓には水分が不可欠

全身の水分量が減ると、トイレに行く回数も減ってきます。トイレの回数が減ると腎臓で体内の毒素を外に出せなくなります。その毒素が蓄積され吐き気やだるさ、むくみといった症状が出てきます。

また腎臓は酸素を大量に消費する臓器なので、流れてくる水分量の不足が酸素不足に繋がり、排尿量の不足から膀胱炎になったりするほか、腎機能に大きなダメージを与える危険性があります。

水分はどんなところにあるのかな?

私たちの身体の中の水分は血液だけでなく、細胞の膜や、細胞の中にもあります。

細胞の膜や細胞内に余分に水分が停滞すると「むくみ」となってしまいます。

「むくみ」で水分が余っていると思っても、必要なところに水分が巡っていない場合は脱水にも繋がります。

「むくみ」があるからと言って水分を減らすことはやめましょう。

知ってました?水分は水以外からも多く摂られてるよ

私達はお茶や水以外でも水分は摂っています。

例えば、野菜の水分は相当量となりますし、お豆腐や果物も水分が豊富に含まれています。また、ご飯やそうめんにも水分が含まれています。

食事からとる水分は塩分、ミネラルなどの栄養素を伴って理想的な水分補給となります。しっかり食事を摂ることが大切です。

 

(構成労働省資料より)

 

私たちの身体はタンパク質でできています。野菜や果物でミネラル補給をすると同時に、筋肉や血球の成分であるタンパク質は忘れず補給するようにしましょう。  

塩分やミネラル補給も大切!

汗の成分は99%が水分、その他が塩分・ミネラルです。そのため、水分と塩分・ミネラルの補給を上手にしていく事が必要です。スポーツドリンクは理想的と言われていますが、糖分や塩分の濃度が濃すぎると吸収率も悪くなりますので、糖分・塩分が多いスポーツドリンクは薄めて使用する方がいいと思います。

そして、塩分は摂り過ぎても、喉の乾きや、腎機能の低下、「むこみ」の原因となります。食事でしっかり塩分が摂れている場合は、塩分の濃い水分補給は避けましょう。

夏は特に腎臓の働きが大切!

日中の腎臓の働きを活発に

先ほども触れましたが、腎臓への水分補給は重要です。

近年の夏は熱中症予防のため、クーラーの中にいる事が多くなっています。年々平均気温が上がっているのでそれも致し方ない事ですが、クーラーは必要以上に下半身を冷やしてしまいます。

下半身を冷やすことは腎臓には負担となっています。

日中に体を動かし、早めのお風呂で下半身を温めると同時に十分な水分を補給しましょう。そして腎臓への血液の流れをスムーズにし、腎臓にたくさんの酸素を供給しましょう。それにより腎臓の働きが良くなり、尿量が増え解毒がすすみ、各臓器も活発になります。日中の腎臓を元気にしておくことは夜間尿の改善だけでなく、水分の代謝も正常にしていきます。

水分補給に少量の天然塩と松寿仙を入れて、血液の粘りを防ぎ、身体のミネラルバランスを保つようにしていきましょう。

 

脱水・熱中症・夏の過ごし方でお悩みの方の

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薬剤師 小西裕紀子