たくさんの方が悩んでいるアトピー性皮膚炎。
小さい頃から発症している方、大人になって症状がひどくなる方と、発症年齢も様々、症状も様々です。生まれてすぐにアトピー性皮膚炎が出る方もいますので、生まれ持った体質が大きく影響する人が多いと思います。

 

私の子供たちも親がアレルギー体質なので、それぞれアレルギー症状が出ていました。
私には5人の子供がいますが、そのうちの2人がアトピー性皮膚炎です。

現在では39歳と28歳になっています。

39歳の子の場合は、2歳違いの弟が生まれてすぐに症状が出ました。

 

顔から首にかけて特にひどかったです。
その頃はまだ従来の漢方薬しか知りませんでしたので、小さい子供に煎じ薬を飲ませていました。ステロイドは全く使わず、外用は紫雲膏だけで。

今から思うと、子供にも親にも過酷な治療をしていたと思います。落ち着くのにもずいぶん時間がかかりました。

 

28歳の子の場合は1歳頃から症状が出ました。背中やひじ、膝の後ろがひどかったです。
この頃には解毒を助ける漢方(あるメーカーさん独自の処方です)を使うようになっていましたので、治療は楽でしたし、2年ほどでほぼ症状が消え、落ち着きました。

 

その後も、進学・就職など環境が変わると発症していましたが、免疫を調整する漢方食品なども知り、上手に対応してきました。

 

大人になって症状が出た場合は、なるべく早く症状を抑えないと「仕事に行けない~!!」と言われ、免疫を調整するもの、解毒を助けるもの、細胞の再生を助けるものと、4種類ほどを飲ませました。

 

その時は軽くなるのは早いでした。現在は二人ともお肌すべすべで仕事に励んでいます。
この経験をたくさんの悩んでおられる方に生かしたいと思っています。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、悪くなったり良くなったりを繰り返す、きつい痒みのある湿疹です。
多くの人がアトピー素因を持っていると定義されています。
症状は様々で、赤みのある湿疹、ブツブツと盛り上がりのある湿疹、ゴツゴツとしたしこりのある湿疹がよく見られ、掻くことによって皮膚が厚くゴワゴワした状態になり、かさぶたができたりします。
また、湿疹ができやすい部位にも特徴があり、顔、耳や首回り、わきの下やひじの内・外側、
ももの付け根、膝の表・裏側などに多く見られます。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎は原因がはっきり分からず、複合的であることも多いです。
西洋医学ではアレルゲンを特定し、それをしっかり排除するように指導されます。
しかし、そのアレルゲンを食べない、接触しないようにしても、症状がなかなか改善していかない場合もあります。

アトピー体質

  1. アレルギー素因
    生まれてすぐに発症する赤ちゃんもいます。アレルギー反応を起こしやすい体質の人がいます。
  2. 皮膚過敏性
    皮膚が乾燥しやすかったり、外部からの刺激に弱い皮膚の人。

アレルゲン(外因・内因)

  1. 外因
    ハウスダスト・ダニ、スギ・ブタクサなどの花粉、空中に浮遊する真菌(カビの一種)、犬や猫の垢、昆虫の糞や住宅建材の処理剤など
  2. 内因
    牛乳・卵・大豆・小麦粉、早すぎる離乳食、大人では過食・食品添加物など

社会環境

受験、人間関係や疲労、ストレス、進学・転職などの環境の変化を始めとする、精神的なストレス
寝不足、暴飲暴食、昼夜逆転などの生活リズムの乱れ、ハウスダスト、洗剤など

皮膚のバリア機能の低下

人間の皮膚に備わっているバリア機能は、外からの刺激や雑菌などの外敵が体内に入り込まないように、また、体内から水分が漏れないように守る大切な機能です。
アトピー性皮膚炎の人の皮膚は、このバリア機能が低下しているため、角質の細胞の間を埋めている角質細胞間脂質や水分を保つ天然保湿因子が減ってしまいます。
その結果、角質のバランスが崩れ、外からの様々な刺激やアレルゲンが侵入しやすくなります。
確執が壊れると痒みはますますひどくなり、掻きむしり、症状は一層ひどくなる…。

悪循環のループに入ってしまいます。

アトピー性皮膚炎の治療

西洋医学ではまず、ステロイド剤や副腎皮質ホルモン剤の外用薬が出されます。乾燥しているところには保湿のための軟膏が出ます。
現在ではタクロリムスという免疫抑制剤の外用薬を使う先生もいます。
内服としては抗アレルギー剤が出ます。

小児の場合は、食事療法も指導されます。
前述のような食物がアレルゲンと特定されますと、それを除外した食事が指導されるため、成長期の子供には栄養状態が悪くなったり、偏りが出たりして、成長の妨げとなっていることもあります。
外用の治療としては、大人と同じように保湿クリームやワセリンで皮膚を保護し、症状の強いところは副腎皮質ホルモン剤が出されます。

当薬局の考え方

私たちの体は老廃物を排泄する方法として、大きく、便、尿、呼吸、皮膚からの汗があります。腎臓・肝臓の働きがまだ未熟な乳幼児では、その老廃物を代謝・排泄する力が弱く、身体の一番弱いところから排泄しようとします。
腸の弱い子は下痢を繰り返し、皮膚の弱い子は皮膚から排泄します。赤ちゃんの頭皮にかさぶたのような膜ができるのもこのシステムの結果です。
大人の場合は、ストレスが大きく影響します。

疲れやストレスが多くなると、体の中の老廃物が処理しきれなくなり、皮膚に炎症を起こします。

当薬局がお薦めする方法

小児の場合

  • 解毒を助ける
  • 腸管免疫をしっかりさせる
  • スキンケアを助ける

大人の場合

  • 解毒を助ける
  • 炎症を抑える
  • 細胞の再生を助ける
  • スキンケアを助ける

 

できれば、これらの治療を同時にして頂き、症状の出ていない日常を取り戻していただきたいと思います。
症状が改善しますと、漢方は減らしたり、飲まなくてもよくなります。
根治治療を目指してみませんか。