掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手掌や足底に白い小膿疱(膿をもった水疱)がみられる病気です。
良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、慢性的になっていきます。中年の女性によくみられ、男性に比べると2~3倍ほど高く発症するといわれています。
治療は、外用薬、紫外線療法、抗生物質、ビタミン剤などを組み合わせて行われます。
また、扁桃腺炎や虫歯と関連性があることから、扁桃摘出術や虫歯の治療などをされる方もいます。
掌蹠膿疱症の症状
手のひらや足の裏などに多発する、膿がたまった水疱(膿疱)です。
掌蹠膿疱症の膿疱は、膿疱内の膿は無菌で他者に接触しても感染することはありません。
膿疱は、手足に生じる赤みから起こります。
しばらくすると色調が茶色に変化し、水疱が破れてかさぶたを形成します。
時間経過とともに皮膚症状は変動し、新旧の皮膚病変が混在します。
痛みが生じたり、爪の形が変形したりすることもあります。
また、掌蹠膿疱症は、胸肋鎖骨過形成症と呼ばれる病状を併発することがあります。胸肋鎖骨過形成症は、緩解と増悪を繰り返しながら進行していく病気です。胸骨、肋骨、鎖骨が腫脹し、痛みを伴います。掌蹠膿疱症の約10%の方にみられます。
また、胸肋鎖骨過形成症の約80%は掌蹠膿疱症に合併して発症し、単独で発症することはほとんどありません。
掌蹠膿疱症の原因
掌蹠膿疱症が起こる詳細な原因は不明ですが、以下のようなものが増悪因子として考えられています。
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扁桃腺炎
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虫歯
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歯周病
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喫煙
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金属アレルギー
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ストレス
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薬剤
このなかでも、扁桃腺炎など口の中の病気が手足に症状を引き起こすことは特徴的です。扁桃は、口から体内へ侵入する細菌やウイルスなどの病原体を排除する「免疫の最前線」の役割を担う器官です。掌蹠膿疱症は、扁桃腺に対する炎症と深く関係していることから、免疫異常により起こる病気であると考えられています。扁桃腺を除去する方もいますが、改善しない場合もあり、治療はなかなか確定できていません。
当薬局の考え方
掌蹠膿疱症は難治性の皮膚疾患と思う方もいますが、原因を見てもわかりますようにアレルギー反応、虫歯菌による感染がきっかけのこともあり、扁桃腺炎のように免疫の崩れが引き金になっていることもあります。
外的要因に対応できず、老廃物をたくさん出す手のひらや足の裏で処理しきれなかった毒素が、皮膚に悪さをしていると考えられます。
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掌蹠膿疱症を根本から改善
代表薬剤師 小西 裕紀子
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